前の絵を見る 前へ   鉛筆画[T]−自然 の一覧に戻る ホーム   次の絵を見る 次へ
shizen-03
 
裏磐梯・中津川渓谷 (鉛筆画・F6号)

名峰磐梯山から標高2035mの西吾妻山を最高峰とする吾妻連峰にかけては、ダイナミックな景観が次から次へと繰り広げられ、訪れる人を魅了する。中津川渓谷はこの西吾妻山の水が注いでおり、渓谷沿いに広がる新緑と紅葉は見事である。ブナの森林の中を約10kmに亘り滝と急流が続き秘境の趣さえある。場所は秋元湖入口バス停から徒歩2時間、タクシーで30分余で行く。渓谷に到着するとブナ林の中を川原までかなり長い階段で下りて行くと川の流れの音が聴こえてくる。そのうちに川原で写真を撮ったりスケッチをしたりしている人々に出合う。時は丁度5月であり、雪解けの水が集まり急流であった。水に濡れた岩場を渡りながらスケッチする場所を定めるのに苦労したが、渓谷美を堪能できたスケッチの一日であった。