前の絵を見る 前へ   鉛筆画[T]−自然 の一覧に戻る ホーム   次の絵を見る 次へ
shizen-13
 
河童橋と穂高連峰  (鉛筆画・F8号)

中部山岳国立公園、通称北アルプスの南部梓川を中心とする地域で、この梓川の中流部に上高地がある。我が国を代表する山岳景勝地として知られる。槍ヶ岳を盟主として南に穂高連峰が連なり、東に梓川を挟んで常念岳、蝶ヶ岳の 峰々、西に蒲田川を間に笠ヶ岳が聳える。これらの山岳に囲まれた上高地は、花崗岩や安山岩等が地盤の侵食、流出、堆積を繰り返すことにより山岳地では珍しい盆地状の地形に発達した。梓川に沿って自然研究路の木道があり大正池から明神池まで 散策が楽しめる。そのほぼ中央部に上高地でのシンボルである河童橋がある。特に靄のない朝の河童橋と穂高連峰の眺めは上高地を代表する風景である。訪れたのが6月初旬のせいか穂高の山々にはまだ残雪が有り梓川の水量も豊富であった。水の流れは早く、あたりの静かな風景に動きを与えていた。