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shizen-14
 
五色沼と磐梯山 (鉛筆画・F10号)

明治21年の磐梯山大爆発によって生まれた大小無数の沼と桧原・小野川・秋元の三湖を中心とする磐梯高原、その桧原・小野川湖の南に散在している大小200余りにも及ぶ沼等の総称を五色沼と云う。その一つ一つが あるものは藍色、グリーン、コバルトブルーに、そして又エメラルド色にと、絵具では表現出来ない程の神秘的な美しい色をしている。これは大爆発のときの噴出物中の鉱物が酸化し、太陽の光と沼の深さの関係で、様々な色を見せるのだと云う。沼の主なものは毘沙門沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼などで水面に写し出される磐梯山の陰影は場所により変化し、見る人を楽しませてくれる。この絵は毘沙門沼からの眺めであり、沼の自然と磐梯山の山容を表現したものである。