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八方池とキレット (鉛筆画・F8号)

白馬八方池は八方尾根スキー場より八方尾根自然研究路の登山道を行き、標高2060mの第3ケルン下に静かに佇む山の池である。八方尾根スキー場からはゴンドラとリフトを乗り継ぎ第1ケルンから自然研究路をたどって八方池を目指す。あたりは高山植物で有名な白鳥岳だけあって大変美しく楽しむことが出来る。約1時間半位で八方池にたどり着く。その八方池は雪が押し流した土砂が堆積してできた池で、水面に映る白馬連峰は神秘的で美しい。
白馬三山と云えば白馬鑓ヶ岳(標高2903m)、杓子岳(標高2812m)、白馬岳(2920m)を指し、夏の高山植物が大変美しいところである。その山間の大キレットは日本三大キレットの一つとして登山家には人気が高い。白馬三山の縦走のクライマックスである不帰のキレット越えはやはり危ないことを遣り遂げた達成感を味わえるからであろう。この険しく峻烈な眺望と自然で美しく優しい八方池との対比が絵にしたい気持ちを誘った。