2004. 01. 30 FridaySPHERES(スフィアズ)が... 【tark】



● 前回の日記で『SPHERES』
(韓国語読みだと「スピオズ」)をご紹介して
間も無いですが、先日の「まんがまつり6」で
取り上げられてか、編集者、ライター諸氏にも
徐々に知名度が高まりつつあるらしく、
早くも大きなメディアでも取り上げられそうな
予感。
SPHERESがもっと広く日本で知られる所になるのも
時間の問題のようです。

人気を反映して、秋葉原メッセサンオー・カオス館
あたりでフィルムコミックやサントラCD
取り扱いはじめる日も近いかもねー。
この内容で9700W(980円くらい)なら
買いでしょ。


● さいきん聞いている曲。
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Smash Mouth
■■/ All Star
■■/ Why can't We Be Friends

細野晴臣
■■/ (album) 『omni Sight Seeing』
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いま『スマッシュマウス』に注目なのは遅いですか。
『omni Sight Seeing』に関してはもっと遅いですが。

スマッシュマウスはパンクなレゲエにラップな歌詞が
乗ってたりするバンド。明るくていいです。
「All Star」は映画『ラットレース』のEDで
印象的に使われていた曲。
細野晴臣のアルバム『omni Sight Seeing』(1989)は
噂通りすごかった。みんな言うと思うけど、特に
ラストの一曲「PLEOCENE」は気分を変えたい時に
部屋にかけてます。


(映像では、レゴを箱で買うとついてくる「気合いの入った
すごいマニュアル本」をお送りしております)



2004. 01. 28 Weddayよもやまさん二周目 【tark】



日曜日、『韓国まんがまつり6』に行って来ました。
前回までお客でしたが、今回からスタッフでした。
大入りロフトプラスワン大入り満員でございました。
御来場になった皆様。
入り口の物販スペースに座っていたのがオイラです。


さて、オープニングフィルムにはもうイベントで
バッチリお馴染みの韓国産アニメ、
『スペースガンダムV』。続いて『きまぐれ発明王』
『暗黒魔王とスーパー王子』などの連続上映で
度胆を抜いていただき観客共に大興奮だった訳ですが、
今回の上映作品の中で近年、最も話題を呼んだ
韓国アニメを二つ、ご紹介。

一つ目はやはり製作に5年近く(?)を費やした劇場アニメ
『wonderful days』。(リンク先はEnglishサイト。)
Movie Tralerがダウンできますので御覧下さい。
我々が数年前に韓国旅行しまくってた頃から「製作中」と
知らされていたものでしたが、昨年夏ついにロードショー。
今回、会場でダイジェスト上映を観るに至った訳ですが、
うーん、何といいますか、確かに噂通り....^ ^;;)
詳しい評はこちら、コリアニメさんコラムにお任せさせて
いただきますが、先のネットゲーム会社に務めている
彼に感想を聞いた所、
「二時間の間、映画館で本当に辛かったですよ!!」との
あまりに素直なコメントをいただきました。

それからもう一つ。
2003年7月から韓国MBCにて現在でも放送中のTVアニメ
『SPHERES』が、各方面でけっこう話題です。
一見「あれ? 日本アニメ!?」と間違うようなキャラデザ。
なんだかカセイジンでなくとも、NHK-BSあたりで
放送されそうな予感。予感がします。

こっちのアドレスで飛べば動画が落とせますのでぜひ御覧下さい。
http://www.spheres.co.kr/main_04/main_04_left02_1.html

注目は、いちばん下にある先行プロモーションのSPHERES。
いちじるしく顔が違ってて、これはこれでなかなかイイです。

このキャラクターの変化は市場調査、おそらくは時期的に日本の
「おジャ魔女どれみ」人気あたりの影響なのでは、と
思われますが、キャラクターを御覧になって、日本のアニメと
比べ何か差が有ることにお気付きでございましょうか。

そう、眼鏡っ子がおりません。

当日、まんがまつり6の会場にお越しになっていた
韓国人のキムさん(当時、リアルタイムでテコンVを見たらしい)
も個人的に私の耳元で一時間熱弁しておられましたが、
韓国では「眼鏡さんは萌え領域入らない」らしいです。
韓国のドラマやアニメで眼鏡をかけて出て来るキャラクターは
だいたい「お年寄り」なのだそうで。

こんな韓国と日本の嗜好の差はいろいろと現れているようで、
例えばガンダムはヒットしなかったらしい、とか。
これもキムさんの弁なのですが、まだまだ韓国ではシンプルな
勧善懲悪モノやシンプルなストーリー図式が好まれる傾向に
あるようです。このへんは最近話題の韓国ドラマにも現れて
いるかもしれません。
年頭放映のNHK「クローズアップ現代」で韓国ドラマの魅力について
インタピュ−された韓国ドラマファンのインドネシアの女性が
そういえば言ってました。
「韓国のドラマは男と女が離ればなれになって、会いたいけど、
会えない。そんなストレートな内容だからいいのよ。」
なんでもガンダムは誰が敵で誰が味方なのか一見でわからない。
人間関係が入り組み過ぎていて、敵が味方になったり味方が
敵になったりする。展開が複雑すぎる、というのですな。

それに関して、うちらTDKの二人で「まだストーリーに「飽き」て
いないんじゃないか。ストーリーというものを「消費」し切る
所まで行っていないんじゃないか」なんて話していました。
まだまだ直球勝負が好まれる。変化球はまだお呼びでない、という
訳ですかな。




2004. 01. 24 Satdayよもやまさん 【tark】



1月1日。正月明けての午前二時。
突然、韓国の友人から電話がかかってくる。

御存知のように韓国では徴兵制がありますが、
国策としてIT関連への就職などで徴兵の代わり、と
できる制度がありまして、彼は以前はアニメ関係、
現在では韓国のネットゲームメーカーに勤務して
いるのだ。日本での仕事の手伝いをしたこともあった。
こうして連絡が来るのは
一年ぶり。

しばし一時間ほどダベる(会社の国際回線使用)。
ゲームの話になり「なんで『ガングレイブ』はあんなに
つまんないか」という話題で盛り上がる。
『SIREN』は韓国PS2でも発売されるそうで、
音声を韓国ボイスに録り直しているらしい。
「SIRENおもしろいですか?」という問いに、
「きついっす」と答えておく。

韓国国内の情勢をいろいろ質問する。
かつて韓国の一大ネットワークだったパソコン通信
「HITEL」がとうとう無くなったことを知る。
ネットといえば、「韓国の若者がマンガを書かなくなった」
という話。
今年一月の韓国の日本文化開放でゲームや日本CDの輸入規制が
なくなったのは御存知のお話。
だけどその規制緩和に「アニメ」は含まれなかった。
それは韓国国内のアニメ製作現状は相当キツイらしく、
話題になっているドラマや音楽と比べて国際競争力が
まだ無いと判断されただめだ。
あとマンガ。

韓国国内の大きな同人誌即売会がある。
いい作家が減っている現状ならば、そういう場所で作家を
発掘したりする動きがあるんじゃないかと思ったんだが、
どうやらそうでもないようだ。

やっぱり韓国の若者も、

1枚絵のカラーイラストを描く
→ 自分のHPで公開する
→ 反応をもらう
→ おわり。

となってしまっているパターンが多く、というか、
それが主流、
な感じなのだそうだ。
同人誌即売会であるACAも同様で、やはりイラスト本や
グッズ製作などの活動がメインのサークルが
増えているのだそうだ。
(マンガは描くのが大変!! イラストはすぐ発表できる)

若いといえば、今の
韓国での小学生の
オンラインゲーム参加率70%。
早い話、若い才能もアニメ業界に行かないで、みんな
ゲーム方面に行ってしまうらしい。

で、よく聞いたら実は彼の務めている会社、というのが
あの『シールオンライン』というネトゲーを
作っている大元の会社。
先頃、日本でもベータ公開が始まったらしく
「ぜひやってくださいよ」と勧められる。

こんな話と関係ある訳ではないんですが、
今日『韓国まんがまつり6』に行って来ます。
それではまた。