2004. 01. 24 Satday よもやまさん 【tark】

1月1日。正月明けての午前二時。
突然、韓国の友人から電話がかかってくる。
御存知のように韓国では徴兵制がありますが、
国策としてIT関連への就職などで徴兵の代わり、と
できる制度がありまして、彼は以前はアニメ関係、
現在では韓国のネットゲームメーカーに勤務して
いるのだ。日本での仕事の手伝いをしたこともあった。
こうして連絡が来るのは一年ぶり。
しばし一時間ほどダベる(会社の国際回線使用)。
ゲームの話になり「なんで『ガングレイブ』はあんなに
つまんないか」という話題で盛り上がる。
『SIREN』は韓国PS2でも発売されるそうで、
音声を韓国ボイスに録り直しているらしい。
「SIRENおもしろいですか?」という問いに、
「きついっす」と答えておく。
韓国国内の情勢をいろいろ質問する。
かつて韓国の一大ネットワークだったパソコン通信
「HITEL」がとうとう無くなったことを知る。
ネットといえば、「韓国の若者がマンガを書かなくなった」
という話。
今年一月の韓国の日本文化開放でゲームや日本CDの輸入規制が
なくなったのは御存知のお話。
だけどその規制緩和に「アニメ」は含まれなかった。
それは韓国国内のアニメ製作現状は相当キツイらしく、
話題になっているドラマや音楽と比べて国際競争力が
まだ無いと判断されただめだ。
あとマンガ。
韓国国内の大きな同人誌即売会がある。
いい作家が減っている現状ならば、そういう場所で作家を
発掘したりする動きがあるんじゃないかと思ったんだが、
どうやらそうでもないようだ。
やっぱり韓国の若者も、
1枚絵のカラーイラストを描く
→ 自分のHPで公開する
→ 反応をもらう
→ おわり。
となってしまっているパターンが多く、というか、
それが主流、
な感じなのだそうだ。
同人誌即売会であるACAも同様で、やはりイラスト本や
グッズ製作などの活動がメインのサークルが
増えているのだそうだ。
(マンガは描くのが大変!! イラストはすぐ発表できる)
若いといえば、今の韓国での小学生の
オンラインゲーム参加率70%。
早い話、若い才能もアニメ業界に行かないで、みんな
ゲーム方面に行ってしまうらしい。
で、よく聞いたら実は彼の務めている会社、というのが
あの『シールオンライン』というネトゲーを
作っている大元の会社。
先頃、日本でもベータ公開が始まったらしく
「ぜひやってくださいよ」と勧められる。
こんな話と関係ある訳ではないんですが、
今日『韓国まんがまつり6』に行って来ます。
それではまた。
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