2004. 09. 01 Wedday 月刊星丸9月号は明日発売です。 【tark】

コミティアに来ていただいた皆様ありがとうございました。
さて、今日は筑波万博について考えてみたいと思います。
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ヒタチさんなぞもそうなんですが、TDKの
ライフワークというか趣味の一つに
「つくば万博関連グッズ集め」というのが
ありまして。
今日はそのコレクションの一端をみなさまに
御覧に入れたいと思います。
つくば万博って、あの筑波万博の事ですよ。
EXPO85ですよ。コスモ星丸ですよ。
♪ことしーはじまるー あなたーともだちー
ですよ。
星丸のロボットの中身を作ってたのは当時の
ナムコだったんですよ。どうでもいいですか。
そうですか。すいません。
まずは写真1。
科学雑誌のNewton臨時創刊号「EXPO 85」。
見出しの「ハイテク時代の大祭典」が効いています。
「へーっ、あのNewtonこんなことやてたんだ!?」
って感じですね。
ある古本屋で異常に保存状態がいいのを見つけました。
値段は安かったと思います。
ほぼフルカラーで全パビリオンを紹介していて、
ちょっとやそっとじゃ読み切れないです。
ニュートンって紙が薄いんですけど、そのくせ255pも
あるから、読んでて背表紙のやぶけること。
ちなみにTDKの本『くらくら3』の裏表紙は、この本から
富士通パビリオンのコスモドームとテクノコスモスパビリオン
の「未来の風神と雷神」の写真をスキャンしたものなのです。
写真2。
実はこっちの方がより貴重だと思うんですけどね。
たぶん全国の小学校の図書館に配られたんだと
思うんですよ。
『ジュニア・ノンフィクション 科学万博ものがたり』。
今でも地方の図書準備室とかにひっそりと眠ってるに
ちがいありませんね。こういうのは。
でも何かね、表紙から薄々と読み取れるとは思いますが
内容はなんとも目的意識の希薄な感じがあります。
早い話、「科学というのは力であって、それを使う
人間の心を育てなくてはいけないんだ」という意味で
こういう本が作られる訳ですが、ページを開けば「筑波教育
都市のなりたち」とか「万博までのみちのり」とか、最期には
茨城県の地元の人の葛藤なんかが物語調に描かれてたりして
何がしたいんだか正直よくわかりません。
この本、どこで見つけたのかといえば、世田谷のある古本屋の
3冊100円コーナーで雨風に晒されてました。
何といいますか、大坂万博ぐらいまでいっちゃうと
完全に「ノスタルジー」もいいとこなんですが、
つくば万博は「ハイテク!!!」とか「ニューメディア!!」
の匂いが、微妙にカッコ悪くて好きなのです。
もちろんいい意味で。
また巨大展示ってある意味、無気味だったりして
コワカッコイイだったり、また当時子供だった自分にとって
茨城に頻繁に行けるわけではなかったから、ある意味
当時の憧れみたいなものもあるかもしれません。
あれから20年経ちますが、まあ我々の言いたい事は
「リニアモーターカーっていつ走るンだヨ!!!!」ってことですな。
20年たつのにな。
まあ、実はもっとすごいコレクションもあるんですが、それは
また今度……
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