2004. 09. 23 Thiday ロフトプラスワンでアレックス監督を歓迎する【long-report】
おくればせながらレポートです。
19日(日)から20日(祝)の早朝にかけまして、
新宿ロフトプラスワンにて今回8時間耐久(?)で
行われました行われましたイベント
『韓国まんが
まつり9』
のお手伝いに行ってまいりました。

とはいいつつ、ウチのページでもはや紹介不要の
このイベント。今回は特に特別です。何故なら、
以前お会いしましてから個人的にも応援することは
勿論、夏のコミックマーケットで『フランスファイブ
超大全集』の制作を通じてリスペクトしてまいりました
『新剣銃士フランスファイブ』監督、アレックス・ピロ
氏をついに生ゲストとして
このイベントにお迎え
できるのであります。

「韓国まんがまつり」は韓国に限らず、実際は暗い
店内でひしめき合いながら国内外のおもしろ映像を
みんなで観て笑っちゃおうなんという、不健康かつ
非生産的極まりない類いのイベントなのでありますが、
以前からそのリベラルな視点で埋もれがちな有名無名の
作品たちに平等にスポットライトを当て、上映によって
様々な映像作品を世に紹介されて来たことで知られる
実はなかなかそのテの業界注目度(?)の高いイベント
なのでございます。

このイベントでフランスファイブを上映するやすぐさま
反響を呼び、
ここで育てられたモチベーションこそが
『新剣銃士フランスファイブ超大全集』の制作へと
繋がった訳
でございます。
そんなこんなですから、ついに今回は監督の来日予定と
イベント開催が重なった今回は喜びもひとしお
なのでございますわ。

今回は韓国と日本国内外の怪獣映画特集、日本代表クビ
特撮監督の酒徳ごうわく氏を迎えての『クビレンジャー
vsアタマイザー5』
、そして噂のPFFアワード出品作
『オーメン』と『ベン・ハ−』の上映と、まあその
大部分はもちろんおバカ映像満載の8時間だった訳
なんですが、うち2時間程はアレックス監督と奥さん、
そしてフランスファイブのイエローバケット役こと
トマ・ブルンベルグさんをトークゲストに迎え、
F5エピソード4とそのメイキング映像を見ながらの
制作秘話なんかをたっぷり伺う。
日本の特撮と戦隊の
クリエイティビティを強くリスペクトする監督の
トーク
には、会場からさかんに拍手が送られました。

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その後、私はこの会場で初めて観ることになったの
ですが、アレックス監督は今回の来日に先駆け、
私たちの作った
『フランスファイブ超大全集』を当の
フランスファイブのスタッフや出演者に手渡した瞬間の
反応を
、全てビデオカメラに収めて持って来てくれた
のでありました。
まさかこのビデオをロフトプラスワンのプロジェクター
で観ることになろうとはッ!?
さて、そこに映っていた映像とは……!?

突如差し出された我らの本にびっくりする
レッド!!
本を手渡され(しかもパリの街角で) 照れ笑う
ブラック!!
グラビアに照れる
エクスタジ−(女幹部役の女性)!!
映像に現れる、フランスのみなさんがカメラに向かって
「ありがとう!!」を言ってくれてました。
いやー、私らTDKの二人も海外に行って、そこで自分らの作ったり
手掛けたりした同人誌を手にしてくれた所を、何回か見て来たりは
しましたよ、確かに。
そりゃーあの本を作ることで、それなりに喜んでくれない訳じゃ
ないとは思ってはいましたけど、正直あんなに喜んでいただける
とは……思いませんでしたヨ。
私らも夜なべして作った甲斐があったというものです。

(ビデオの中で、フランスのアパートの一室で、航空便の段ボールの
中からニョキッと緑色の
「緑陽社」と書かれた袋が出て来た所は、
なんとも奇妙で思わず笑っちゃいましたけど)

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その後、会場はアレックス監督とトマさんによる握手&サイン会に。
お二人もその提案に快く応じてくださっていました。
そこには、私らの作った『超大全集』を手に、長い列を作ってくれて
いる入場者の皆さん。その本、一冊一冊にサインを入れるアレックス
&トマさん。自分の作ったファンジンに、オリジナルスタッフが
サインを入れて行く。
これもまた、なかなか無い不思議な光景でしたねー。

私らのやったことは、この本の制作の一助でしたけど、
『フランスで
彼らがカメラに向かって言ってくれた「Merci」の何パーセントかは、
ここにいるこの俺にも向けて言ってくれているものなんだなァ』

などと、感無量の一言でございました。
いやはや、貴重な体験をしたものです。

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そうそう、イベントの話と前後しますけど、開場前に「超大全集」
制作者として、カバーアート担当の工藤さんと二人で、監督に
インタビュー映像を撮られたりもしたのですよ。
その他、今回本の制作に参加した私たち日本のメンバーに監督から
思いがけない、アッと驚く協力要請があったりなんぞしましたのです!!
その内容は待望のエピソード5の制作が進めば、次第に明らかになって
行くことでしょう!!

(……と言ってもご心配なく!! それはフランスファイブの映像パートに
直接関係することではないのです。監督の描くイメージ通り、
これからもフランスファイブシリーズは
「フランス人クルーによるフランス人から見たSENTAI」
をずっと追求して行くことでしょうから!!)

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監督と奥さんはこのイベントの最中、ずっと手持ちのビデオカメラを
まわし、そのファインダーは日本のファンの反応を逐一記録し続けて
いました。このインタビューとロフトプラスワンでのファンの
ラヴコールを収めたビデオは、再び監督の手によって海を超え、
フランスで暮らすフランスファイブのメンバー達の目に触れることに
なるのでしょう。そしてそれがまた、次回作制作への具体的な
モチベーションへと繋がってゆくのです。

私たちも「フランスファイブ」にとても良いエネルギーをもらった
訳ですから、こうやって日仏をぐるぐると影響し合いながら生まれる
作品というのもなかなかオツなもんではございませんか。



余談。
フランスファイブの
フランス語オフィシャルBBSに、
何故かTDKの夏コミのスペースの写真が貼られてル!!!!
http://francefive.com/forum/viewtopic.php?t=601
ひー!! はずかしーッス!! つか何でだヨ!!

2004. 09. 17 Friday Alex Pilot Strikes Back to Tokyo【tark】
11日土曜日
新宿でお絵書きさん達とお酒を呑む。

場所は最近出来たばかりらしい「焼酎と黒豚」のお店。
黒豚とエリンギ焼いたのが絶品でしたよ。

[黒豚と焼酎の店 すきずき]
http://r.gnavi.co.jp/g041709/

総勢で8人ほどお集まり。みなさん各界で活躍
されている方ばかりで恐縮。あと2人ほど参加の
ご予定だったけど電撃帝王と萌王組のみなさんは
丁度シメキリ時期にあたり全員不参加。
おつかれさまです........

その後、酔いもさめないうちに高円寺の
カフェ・ジャンゴへ。ヒタチさんらのイベント
switch/hitterに顔を出しました。
あ!! ついに
ヒタチさんの漫画の総集編
できましたよ!!
http://www1.odn.ne.jp/htc/blick/
名作!! この勢いには思わず土鳩も伝書鳩に!!


15日水曜日
フランスからあのアレックス監督が再び来日。
誰って!? あの
フランスファイブの監督
Alex Pilot監督とそのご夫妻ですよ。
私らかが「フランスファイブ超大全集」を作ってから
生で会うのはこれが初めてなので大変興奮。
本の編さんにあたっては監督ご夫妻にも相当
ご協力いただいたこともあり、ご迷惑ではなかった
かなァと気にしていたのですが、アレックス監督からは
超大全集を手に、大変ご感激のお言葉を
いただきましたじょぅ。
フランスファイブのキャストスタッフの皆さんにも
超大全集を配っていただいたそうで、なんとその様子を
ビデオカメラに収めて持って来てくれました( ゚∀゚)v
いやはや、こんなに喜んでだけるとは。
作って良かったよねー吉田さん.....

余談ですが、巻頭の
「エクスタジーのピンナップ」が
ついに女優さんご本人の目に触れたそうで
して、
作った方の俺たちとしては「怒られるかな!?」と
ずっとビクビクしていた日々でしたが、まあ
照れながらも喜んでいただけたようです。
べふぅ。(安堵)
ていうか、てっきり怒られると思ってましたよ。
それでも作ったんですけどね。ええ。

今月末のゲームショウにも取材に来られるそうなので
じゃあ俺も会場で会えるかも? なんて話をしたり。


さあ、そんなこともありまして、19日(日)開催の
ロフトプラスワンで行われる『韓国まんがまつり9』
では、ついにアレックス監督を生ゲストでお迎えですよ!?
お時間がありましたらどうぞ。

[韓国まんがまつり]
http://homepage2.nifty.com/slaves/korea/kcf/index.htm

[ロフトプラスワン MAP]
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/map.html


もっと書かなきゃいけないこと一杯あったんですけど
今日はすいませんがこのへんで....



なんかバナー勝手に貼っていいらしいので。

2004. 09. 02 Thiday SPIDER-MANを観て来ました【tark】


TDKさんはアメリカD.Cコミックスの名作
『キングダム・カム』が原語版から追っかけ買い
してるほど好きでございまして、アーティストの
アレックス・ロス(Alex Ross)も大変リスペクトな
感じなのでございますが。
そんな全国のアレックス・ロスFANに朗報。

9月1日に映画館に『スパイダーマン2』観に
行ったんですよ。毎月1日は映画サービスデーだから。

映画の冒頭、オープニングタイトルに映画の1の時の
あらすじがアメコミ調のイラストで再現されて
いるんですが、このアートを手掛けているのが
なんとアレックス・ロス!!!
映画館で「イエーイ!!」ってなもんですよ。

アレックスロスは写実主義的な絵の描き方が
特徴で、コミックを描く時でもまずモデルを
立てて写真を撮り、その陰影を忠実に再現するという
めちゃめちゃ時間のかかりそうな描き方で有名な
人でございます。しかしその絵の存在感は重厚で
ファンとしては「よくぞ起用してくれた!!」と。

それから余談ですが、『ローレライ』と
『ゴジラ THE FINAL WARS』の予告編がもう
見れますた。


[Alex Ross Art]
http://www.alexrossart.com/