新型日産プレサージュ(U31)を使いやすくしよう

ユーザーでもできる改造方法の紹介

最終更新日:2005年3月12日




1. 走行中でもTVが見れるようにする
純正ナビで走行中にTVを見ようとすると、左の写真の様に「映像は停止中にお楽しみください」というメッセージが出てきて見ることができません。速度が完全にゼロになり、かつ、パーキングブレーキを踏まない限り映像は表示されませんので、信号や渋滞で止まっているときですら、ちょっとの間見ることも面倒です。音声だけでも楽しめる番組はあるのですが、せっかくTVがついているのに・・・

走行中に映像を見ることができないのは、国の法律ではありません。あくまでも自動車メーカーの自己防衛的な手段として、日本自動車工業会(自動車メーカーの団体)の合意事項をして決めたことです。ですから、純正でない、後付のTVチューナー付きナビでは走行中でも映像を見ることができます。

この不自由さを解消するために、オートショップでも「TV-KIT」なるものが売られています。但し、機器と取り付け費用で25,000円もかかります。

自分の手でやれば、まったくお金をかけないで改造することができました。
費用=0円または300円


2. 走行中でもナビの操作を可能にする
同様に、走行中にナビの検索をしようとすると、左の写真のように操作メニューがグレーになり、操作することができなくなります。
TVとは異なり、速度がゼロになれば操作できるようになるのですが、信号待ちの間に検索を開始ししていたら、進み始めたら操作できなくなった。走行中に、ガソリンスタンドやコンビニを探す必要が出てきた。こういうシーンはいくらでもあります。

メーカーはナビの操作は「車を安全な場所に止めてから行ってください」と指示しています。走行中に、どこに安全に駐車できる場所があるのでしょうか。

ナビの操作はドライバーだけが行うものではありません。助手がいれば、助手に頼むのが普通です。それなのに、走行中は助手も操作できないとは。メーカーの自己防衛のためにユーザーが犠牲になっています。

ここでは、全く費用をかけずに、走行中でもナビ操作が可能になるよう改造してみました。
費用=約300円


3.外部AV入力端子をつけて外付けDVDプレーヤーを接続する
センターコントロールには「情報・TV」というボタンがあります。これを押すと左の画面が出てきます。右に「外部入力」というメニューがありますが、押しても何もできません。

外部入力を使えるようにするには、ディーラーオプション(15,000円)で外部入力端子なるものを装着してもらわなければなりません。日産って本当におかしなことをするメーカーですね。こんなもん、標準で付ければいいものを。

そもそも、純正ナビにはDVDデッキがついているのに、DVDビデオを見ることはできません。社外品のDVDナビならばそれは当たり前のことが、なぜメーカーではできないのでしょうか。結局、純正ナビを選択したユーザーがDVDビデオを見たいと思えば、ポータブルDVDプレーヤーを購入し、外部入力で接続するしかありません。ドライバーが直接DVDを見る機会は少ないとしても、同乗者にとってはメリットはあるでしょうね。

ということで、今回は、自分で外部入力端子を付けることに挑戦してみました。むき出して付けるのはスマートでないので、サードシートのアームレストポケットの中に端子を付けてみました。
費用=約500円


4.後席にもDC出力端子を付ける
DCの出力端子は通常はインストのシガーライターを使用します。
ただし、今回はAV入力端子をサードシートに設置したので、インストのシガーライターから電源を取るのはスマートではないと考え、同じサードシートのアームレストポケット内にDC出力端子とシガーライターソケットを付けてみました。

AV機器以外に、いろいろ使えそうです。
費用=約1400円


5.ETCをスマートに装着する
工場装着のETCと同じ位置に車載器を取り付けます。
Panasonic ETC700Dを採用。アンテナはあえてインストの中ではなくウィンドシールド上に付けました。これで音声案内も聞きやすくなります。

費用=ETC購入+セットアップ:13000円、工賃300円

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