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 当サイトの目的

 現行の科学知識では、心は脳の活動の副産物と位置づけられています。脳が活動する結果として、あたかも心が独立して存在するように見えるにすぎないというのです。そのような考え方の裏づけになりそうな現象が数多く見られることについては、あらためて言うまでもありませんが、にもかかわらず、そうした考え方自体の妥当性は、科学的方法──つまり、観察および実験──によって実証されているわけではありません。結局のところ、ベルクソンが的確に指摘しているように、人間が死ぬと何もなくなるように見えるためにそう主張されている以上のものではないのです。この唯物論と呼ばれる考え方には、したがって、数多くの欠陥が見られます。

 ところが、逆に、人間の心が脳とは別個に存在することの裏づけになりそうな証拠は、さまざまな形で存在しています。いわゆる超常現象がその証拠の筆頭に位置づけられますが、それを別にしても、昔からたくさんの現象が知られています。医学や心理学の中で観察され続けてきたものとしては、催眠状態の中で起こる不思議な現象や、宗教的背景の中で発生する、ほとんどは出血を伴なう聖痕、多重人格の患者の人格交代に従って起こる精神生理学的な変化、昔の体験を想起すると、その時に受けた外傷や皮膚の変性などが即座に再現されるかに見える解除反応などがあげられます。また、今世紀初頭まで欧米の医学の教科書や専門誌にも取りあげられていたし、現在でも医学雑誌に稀に報告される妊婦刻印(maternal impressions)という現象もあります。さらには、日常生活の中でも時おり気づかれるし、私の心理療法の中ではごくふつうに観察される“反応”や“対比”という現象も、おそらくその中に入るでしょう。つまり、こうした現象が、心自体の持つ能力の現われの一端なのではないかということです。

 心の研究室には、そうした方面の書籍や専門誌がたくさん所蔵されています。超常現象に関するものとしては、内外の主だった書籍や専門誌が、19世紀末に発行されたものからほとんどそろっていますし、動物磁気や催眠関係の書籍や専門誌も、現在では世界的な稀覯書となっている、18世紀のフランスで刊行された数点の古典的名著をはじめ、代表的なものがやはりほとんどそろっています。また、多重人格や解離状態に関するもの、および神童に関するものも、かなり所蔵しています。

 当ホームページは、私独自の心理療法について説明することの他に、人間の心や超常現象の研究に真摯な関心を抱いておられる方々に、さまざまな資料や情報を提供することを目的に書かれました。ここにリストアップする蔵書や専門誌は、残念ながら、原則として帯出にも、時間的な関係で閲覧にも応じられませんが、大学や研究所に所属される研究者の方々には、若干の条件はありますが、ご希望に応じて複写などの形で提供することは可能だと思います。必要に応じて手紙か電子メールでお問い合わせください。

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笠原敏雄 


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