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 風景素描U
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風景素描U 「自然」 「都市」 「建築」

  
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 河田新一郎
 河田建築設計事務所
 2013/10 出版
 154p 20cm×21cm
 \2,381(税込\2,500)
風景素描Uは、鉛筆画による前篇と異なり、彩色を施すことによる彩色鉛筆画集とした。最初に彩色を施した経緯について記述し、鉛筆画の複写によるいわば浮世絵の現代版としての収録に努めた。
絵は第2回個展の際に展示した彩色鉛筆画を中心に、バンクーバーで展示された作品および当地の光景を含めている。最後には鉛筆画による最近の作品も収録した。テーマは第一集と同様「自然」「都市」「建築」に焦点を当て、その中で生活している人々を想像しながら、美しい環境の中での快適な空間を読者諸氏にお伝え出来ることを主眼とした。
今後も更に残していかなければならない環境に視点を当てて描写していきたい。また鉛筆画と彩色鉛筆画についても、環境の表現としてどちらが適切かも今後の課題としたい。

著 者

 

「風景素描U」の反響

書簡 1

新一郎様
拝啓 晩秋の候、ご無沙汰ばかり致しましたが、新一郎兄にはお変わりなくご健勝のことと存じます。
 さて、この度は大兄の素晴らしい、出版されたばかりの最新のご著書・画集「風景素描U」をご恵贈下さり本当に有難うございました。厚く御礼申し上げます。よくぞこれ程の美しい彩色画集を短い月日の間にまとめて上梓されたものだと、感嘆の念を禁じ得ません。この彩色鉛筆画は、大兄の並々ならぬ才能と、自然美・人工美に対する稀有な感受性と造形芸術にまとめ上げられる優れた技術のすべてが遺憾なく発揮された傑作だと思います。一つ一つの画に付されたコメント、というよりは紀行文は比類ない旅行記・日記であり、私は自分が一緒に国内や国外の方々へ連れて行って頂いたような新鮮な感動を覚えました。これは新一郎兄ご自身の貴重な自叙伝であることは勿論、読む人すべてに「美しい物とは何か」といった言葉には言い表せない喜びを与えてくれる貴重な画集になると存じます。
 私はカナダへ行ったことがなく、バンクーバーもどこも知りませんが、この画集を通してどんな街なのかがとてもよく分かりました。古い伝統と超近代的な建造物が共存していること、美しい自然環境に囲まれていることがとても印象的でした。「ダウンタウンの街並み」「バンクーバー島」など・・・・。
 ローテンブルグやコペンハーゲンは行ったことがあり、懐かしい風景を思い出しました。国内の方々の風景や建造物も知らないものが多く沢山の知識を与えられた気がします。 「法然院・山門」や「秋の冨士霊園」ではご両親を思う新一郎兄の優しい心が伝わってきました。
「立石寺」や「室生寺」はとても立派な作品だと思います。建造物を対象とするときの大兄の視線の角度が素晴らしいです。
 以上勝手な意見を書き立ててしまいました。お許し下さい。今回のご本をはじめ数々の個展や海外における活動など、ご両親様はどんなにか喜んでおられることでしょう。とりわけ生涯絵を描いておられた御母様にはご満足になっていることと存じます。 「建築」と「絵画」どちらが本業か分からない程の精進ぶり、それに加えて文才の豊かである大兄の今後の益々のご活躍をお祈り申し上げる次第です。
先ずは新作出版の快挙の御祝いと御礼まで。
                  敬具

2013年11月4日      溥
(福岡大學 河田 溥名誉教授 書簡より)

書簡 2

前略 年の瀬の心忙しい日々で御座います
皆様には御健勝に御過しの事と拝察申し
上げています、比の度は立派な画集をお贈り
下さいまして嬉しく拝見致しました
今回はやさしい色彩加筆で新しい表現がたの
しみました

一枚一枚念の入った労作ですね、色が入った事
で画集が暖かく感ぜられます
心許りですが出版記念で祝杯を上げて頂き
ます様に地元の粗酒を御送り申し上げました

小生晴れた日には庭いじり、2人の孫を相手に終日無策に過しています

良寛曰く「無策こそ最善」と云っています

私にとりましてボケが始まったということらしいです

御礼迄に
                敬具
(柏崎 小熊写真館小熊昭吾館主書簡より)

 

書簡 3

河田新一郎様

 この度は鉛筆による風景画「風景素描U」
をお贈り戴きまことに有難うございました。
 鉛筆でなければ味あえない、風景の中に主
役の形で「自然」「都市」「建築」が登場する
画集。見事に心に残る内容に拝見しながら私
にも見覚えのある風景もあって、充分楽しめ
ました。
 継続的にこのような作品を作品集に纏めあ
げられる生き方に羨ましさを感じます。今後
ともお元気でお続け下さるよう期待しており
ます。
               宍道恒信

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