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 心の研究室は、人間の心が脳とは別個に存在することを明らかにすることをひとつの目的として、1996年4月に、東京都品川区に開設されました。したがって、本年4月で開設満14年になります。

 当研究室では、現代科学が避けて通り続けている、さまざまな現象を直視することにより、人間の心の本質を探究しています。実際に研究の対象としているのは、〈心因性疾患の真の原因〉〈人間の心自体が持つ力〉のふたつです。一般の科学分野では、両者とも極度に不明瞭化されており、心因性疾患の原因としてはストレス以外のものは考えられないことになっています。また、人間の心は脳の活動の産物にすぎないとされているので、心が力を持っているはずはないことになります。しかしながら、それは、“科学者”の一方的な思い込みにすぎず、科学的方法を使って確認された結果ではありません。

 当研究室では、このふたつの問題を、厳密な方法を使って明確にしようとしています。具体的には、主として、人間にあまねく存在する〈幸福否定〉という強力な無意識的意志の実在をその理論的基盤とした独自の心理療法を通じて、その探求を行なっているということです。

[近況報告] 昨年は、『人間の精神病理学――自発性を否定する心』を電子版として公開し、現在、ある大手出版社に冊子版としての出版を検討してもらっていますが、これまでのところでは望み薄のようです。それとは別に、本ホームページから生まれた『PTSD理論の正当性を問う』を、400ページほどに加筆し、やはりある出版社に出版を検討してもらっています。
 昨年夏からは、今西錦司が唱えた主体性進化論に関する著書を執筆するための準備として、これまで網羅的に集めてきた初版本や雑誌論文などの資料を、可能な限り電子化する作業をしています。3年ほど後には脱稿できる予定ですが、現在の出版界の異常な状況を考えると、出版社が見つかるかどうかが一番の問題です。
 また、昨年夏から、国立国会図書館に、当研究室の主だった欧文の蔵書を委譲するための検討を進めてもらっています。近日中に、数百冊規模で寄贈できる見込みです。

[更新情報]
[01/01/10] 本欄の上に「近況報告」の欄を設けました。
[01/02/09] メニューに新刊案内を加えました。

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Copyright 2010 © by 笠原敏雄 | last modified and updated on 1/1/10